私は普段は栄養士としてたくさんの仲間たちと仕事をしています。
今から約十三年前、私は結婚しました。世間からみると、当時三十才を目前に控えた私は、晩婚と言われました。
仕事仲間や友達にたくさん様々なお祝いをいただきました。栄養士の仕事をしているためか、料理に関するお祝いがとても多く、今も大切に使っているものもいくつかあります。
品物をくださる方からお祝いの手紙も頂いたことが、とても嬉しかったのを覚えています。特に嬉しかったメッセージは課長の披露宴での会社の上司を代表しての挨拶でした。
いつも、お客様に対して様々な要望に応えるような素晴らしい献立作成をしている新婦、これからはお客様とは別に旦那様専属の愛の献立作成を心がけてください。
結婚生活は甘いだけでは飽きてしまいます。時には厳しいことも言いながら、また時には口を酸っぱくして生活習慣について改善を促す必要があるときもあるでしょう。
料理と同じように甘い、辛い、酸っぱい、旨い、苦いをうまく組み合わせた結婚生活を送ってください。という内容の挨拶でした。
課の仲間たちと一緒に最新の炊飯器をプレゼントしてくださいました。あと、みんなのメッセージを彫刻したガラスのフォトフレームを頂きました。
とてもありがたい言葉ばかりでした。メッセージをガラスのフォトフレームに彫刻しているのもビックリしましたが、とても感動しました。いまは玄関に飾っています。
この彫刻されたメッセージと、あの課長の挨拶をたまに思い出しながら穏やかな結婚生活を過ごしています。