結婚祝いプレゼント|ほかの人には贈ることのないお祝い

中学時代からもう20年ほどの付き合いになる友人が結婚することになりました。

中学卒業後、学校はちがったけど、高校、大学と学生時代を一緒にすごしてきたし、社会人になってからも仕事のこと恋愛のこと、常に相談しあってきた親友です。

いろいろな友達、知人、先輩などの結婚祝いをしてきましたけど、彼女の結婚にあたって今回ばかりは何か特別な気持ちだし、特別なプレゼントをしたいと思いあれこれずいぶん悩みました。

新居で使う家電製品、食器などはほかの人からたくさんもらう予定だと聞きました。絵や置物だと彼女の趣味はわかってもだんな様の方向性がわからないから候補からはずしました。

だからって結婚式の時に包むお祝いを普通よりアップするというのもなんだか芸がないというか、長年の友人としてはちょっと形だけっぽくてダメだと思いました。

結婚式前に独身最後の集まりをしようということになって会ったときに本人に聞いてみました。結婚祝いをずっと考えたけど、どうしても思いつかない。だから、何がいいか指定してほしいって。

彼女は、じゃあ、彼と相談して返事するねっていうことで、二人からの返事待ちになったのです。すると翌日彼女から電話がきました。

彼と話し合った結果、結婚式が終わり、新婚旅行から帰ってきたら三人で食事をしよう。その食事をご馳走してほしい。その日の食事と会話と時間をお祝いとして贈ってほしいとの申し出でした。

なんて楽しくて素敵なふたりだろうと思い、指定されたお店を予約しました。当日、その席で 新婚旅行のお土産をもらったり、結婚式の裏話を聞いたり、始まったばかりの新婚生活についてなどたくさん話をしました。

その席で彼女とだんな様から言われたのは、「実は今日の食事は口実で、これからもずっと親友でいてくれることが何よりものお祝いだよ」ってことでした。

結婚したからって変わらずに、遊びにきてほしいし、今までどおり一緒に遊んだり悩んだり笑ったりしたいという彼女の思いにだんな様も賛同してくれていたのでした。

ほかの人には贈ることのない、おそらく私の人生で最初で最後の結婚祝いのパターンとして心に残っています。

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