結婚祝いに何をお贈りするかはなかなか難しい問題です。
私も以前は、いろいろ悩みました。あるときは、ワイン用のペアグラスにしてみたり、または、ドライフラワーや花瓶などにしてみたりしました。
しかしながら、他の方も同じものを贈っていたり、あまり利用されなかったりで、適切な贈り物ではなかったと、反省することもままありました。
そのような中で、今から10年前に、陶芸を趣味として始めましたので、結婚祝いを差し上げる機会がありましたら、何かお作りして差し上げられるように腕を磨きました。
そして、ついにその2年後にその機会は訪れました。会社の部下が結婚することになったのです。なにを作って贈ろうか、いろいろ考えましたが、末永く使っていたがけるものが良いと思い、夫婦茶碗と5枚セットの直径30Cmのお皿にすることに致しました。
夫婦仲良く、お茶を飲んでいただくための夫婦茶碗と、普段使いとしてパン皿、おかず皿などなんにでも使えるお皿といった、実用品に致しました。
このお祝い品はなかなかよいとの評価を頂きました。その理由として、ご夫婦の方は次の点をあげていらっしゃいました。
第一には、非常に個性的で他の方との重複がなかった点です。第二には、手作りだということです。
贈り物を作っている過程で贈る人の気持ちが、その中に組み入れられていると思うと、正に、お祝いをしていただいてるという気持ちが伝わってくるのだそうです。
それ以来、結婚祝いには夫婦茶碗と5枚セットの直径30Cmのお皿と決めております。今のところ、2組のご夫婦にお贈りしております。早く3組目が現れないか、心待ちにしております。