知人の結婚祝いについて何がいいかとずっと考えていました。
ありきたりのものでなく、心を込めたものにしたくて、できれば手作りしたものにしたかったのです。考えてようやく決めたのは結婚式で使うウェルカムボードです。
最近、結婚式に行くと、披露宴会場の入り口にコーナーが作ってあって、招待客の人たちを歓迎するために、ウェルカムボードの手作り作品が飾ってあります。
それを私が作って新郎新婦さんにプレゼントし、式当日に飾って頂けたらと思ったのです。しかし、そうは決めたものの作るとなると大変です。
まず、どういうものにするか、材料はどんなものがいるか、実際に思ったとおりに作れるか。もともと、手先を動かす細かい作業は好きな方ですし、せっかくですから楽しんで作ろうと思いスタートさせました。
作るのは新郎新婦のスナップ写真をボードに貼り、アンティーク風にコラージュしていくもの。幸い、新郎新婦のふたりのことはよく知っていたので、写真も何枚かは持っていました。
エッフェル塔やバラの花の絵を3Dにし貼り付けました。ボードの周りにも花とグリーンとパールをあしらいました。
三日間、かかりっきりでやっと私の精一杯の結婚祝いが完成しました。予め新郎新婦にはウェルカムボードのプレゼントをすることは伝えておき、2週間前に直接渡しに行きました。
出来、不出来はわかりませんが、新婦のほうは涙をにじませて喜んでくれました。反対に私の方が感激でした。
当日はそれが飾ってあり、披露宴の中でも紹介がありました。照れくさかったですが、うれしく思いました。
気持ちが伝わるのって嬉しいですよね。これからもずっと幸せでいて欲しいと思います。