結婚祝いプレゼント|ダイヤモンドに込められた思い

私の夫は韓国人です。5年前に結婚し、子供が2人います。出会った時、夫は日本に留学中の学生でした。私と結婚することを夫が告げた時、夫の両親はとても びっくりし、怒りました。

韓国では昔ながらの家族制度が強く、長男である夫には大きな期待がかかっていました。その大事な息子が、どこの誰かわからない日本人と結婚するなんて、すぐには受け入れがたかったのでしょう。両親は毎日電話をかけてきて、泣いたり怒ったりして夫を責めました。

やがて2人で韓国へ行き、両親や親戚に挨拶をしました。数日を夫の実家で過ごすうち、だんだんと私のことを理解してもらえるようになり、両親も結婚に納得してくれました。そして、今度はこちらがびっくりするほど、家族の一員として暖かく受け入れてくれたのです。

幸い夫の両親は、格式や伝統にさほどこだわらない、大らかで温かい 人たちでした。それから数ヶ月後、私たちは韓国で結婚式を挙げました。結婚式までの間、日韓の文化の違いや夫との意思疎通などさまざまなことで不安を感じ、「本当に結婚してうまくやっていけるのだろうか」と悩みました。夜も眠れない日もありました。

無事に結婚式をすませ、夫の実家で家族だけが集まった時、


夫の両親が私に「結婚祝いのプレゼントだよ」といって、立派な箱を渡してくれました。


箱を開けると、そこにはダイヤモンドのネックレス、ピアス、ブレスレットが輝いていました。「息子の嫁には、こういうものをあげるのが韓国の習慣なんだよ。もっと高いものをあげたいけど、できなくてごめんね。二人で助け合って、仲良くしなさい」と、お義母さんが言いました。

私はこの結婚祝いに大変驚き、そして胸をうたれました。夫の両親は、決して裕福ではありません。 外国人である私を家族として受け入れ、「大切にするよ」という気持ちを惜しみなく伝えてくれた両親に、感謝の気持ちでいっぱいでした。

両親の結婚祝いにこめられた気持ちを受け取り、報いるために夫と頑張っていこう、と前向きな気持ちになれました。

今もこの結婚祝いのダイヤモンドは、我が家で一番大切な宝物です

Pocket